Safie API活用事例

Safei API活用事例

AIによる映像解析を「早く・安く・簡単」に。
SafieとのAPI連携で、高精度な交通量調査サービスを実現

株式会社フューチャースタンダード様

株式会社フューチャースタンダード様

執行役員 事業開発 兼 R&D担当

金田卓士 さん

映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を開発・運営する株式会社フューチャースタンダード。AIプラットフォームという発想でビジネスにおける映像解析利用のハードルをぐっと下げ、多方面から注目されている会社です。

「SCORER」を使った独自プロダクトやソリューションも豊富で、同社の交通量調査プロダクト「SCORER Traffic Counter」は、Safie APIを利用してセーフィーのクラウド録画サービスとの連携をスタート。行政の施策遂行などに活用されています。

導入の詳細

導入目的

  • 交通量調査の映像データ取得
  • Safieでのクラウド録画映像と自社の映像解析システムのAPI連携

導入した結果

  • 設置済みのSafieカメラでAIによる高精度な交通量調査を容易に実施
  • 新たな設置においてもカメラ設置から解析まで一気通貫で行える

利用しているAPI

メディアファイル

なぜセーフィーに
決めたか

  • API連携が可能
  • API連携がスムーズ
  • カメラの設置台数の多さ
  • カメラの画質の良さ
  • カメラの操作性の良さ

ビジネスのさまざまなシーンでニーズが高まっている映像解析。株式会社フューチャースタンダードは、映像解析を誰でも簡単に使える世界を目指し、映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を開発・運営しています。

同社のサービスや、セーフィーとAPI連携している交通量調査プロダクト「SCORER Traffic Counter」について、執行役員の金田卓士さんにお話を伺いました。

「早く・安く・簡単に」映像解析を行えるAIプラットフォーム

まず、御社が提供しているサービスについて教えてください。

当社では、映像解析をビジネスに役立てたいとお考えのクライアントさま向けに、映像解析AIプラットフォーム「SCORER」をご提供しています。

映像解析をソリューションとして活用するには、解析するAIアルゴリズムだけがあっても目的を果たせません。当然のことながらネットワーク周辺機器や、コンピュータなどのハードウェアが必要です。

実際、AI業界の開発はAIアルゴリズムの開発よりも、AIアルゴリズムと周辺環境の整備、組み合わせを構築することのほうが多いんです。

しかしシステム構築は多大な労力やコストを要し、時間も長くかかります。構築後に手を加える自由度や柔軟性も低く、例えばニーズが変わったからAIを変えたいと思っても、容易に対応できないのが実情でした。

さまざまなカメラからの映像解析に対応するAIプラットフォーム「SCORER」

そこで当社では、映像解析のシステム構築に必要な「AIアルゴリズム」「周辺環境」「ハードウェア」の3領域で、それぞれの機能をモジュール化。ニーズに合わせてモジュールを組み合わせることで課題解決ができるAIプラットフォーム「SCORER」を開発・運営しています。

「SCORER」にはどのような特徴がありますか?

現状、当社では基本的にAIアルゴリズムの自社開発を行わず、世界中で開発された高性能なAIアルゴリズムを用途ごとに採用して、周辺システムとのインターフェイス構築に注力しています。

先ほど申し上げたように、「SCORER」には映像解析システムに必要なモジュールが全て揃っていますから、ニーズに合わせてモジュールを選び、組み合わせるだけで用途に応じた映像解析システムが完成します。

しかも案件ごとにイチから開発せず、世に出ている最先端のテクノロジーを組み込んでつくるので、「最新AIを利用できる」「コストも開発期間も大幅な圧縮が可能」など、多くのメリットがあります。

柔軟性も高く、複数アルゴリズムの組み合わせが容易ですし、運用環境やエッジ端末に高い拡張性があることもポイントです。こうしたことから、AIによる映像解析を「早く・安く・簡単に」実施できる点が「SCORER」の一番の特徴だと思っています。

「SCORER」を使った独自プロダクトやソリューションも展開

「SCORER」のユースケースとしては、どんなものがありますか?

例えば物流業界でしたら、ナンバーを認識して駐車時間を測定する、積載量を確認する、特定の場所に人が立ち入ったときにアラートを出す、といったことでご利用いただいています。

カメラはネットワークカメラからUSBカメラまで幅広くラインアップしており、同様にネットワーク環境やハードウェアも多種多様に揃えています。解析はエッジ端末、クラウドのどちらでも行うことができ、ニーズに合わせて選択していただけます。

「SCORER」を使った独自プロダクトもあるのでしょうか?

はい。「SCORER」そのものはプラットフォームとしてクライアントに自由にお使いいただき、我々がサポート伴走していくサービスですが、「SCORER」を利用した当社の独自プロダクトもあります。

なかでも最近、コロナ禍の影響もあって大きな反響をいただいているのが「AI検温パスポート」です。サーマルカメラで検温するだけでなく、レシートのような検温証明書がプリントされる製品で、データ取得やクラウドへのアップロード、リモート確認などに「SCORER」を使っています。

同じくコロナ禍の影響でニーズが高まっている独自プロダクトには、空間のCO2濃度を測定し、結果をリモート確認できる「リモート換気チェッカー」などもあります。こちらも、データ連携によるログ保存や分析などに「SCORER」を利用しています。

セーフィーとのAPI連携で、交通量調査の精度と利便性が向上

映像データから交通量や通行量を高精度に計測できる「SCORER Traffic Counter」

交通量を計測する「SCORER Traffic Counter」も、「SCORER」を利用した御社独自のプロダクトですね。

はい。「SCORER Traffic Counter」は映像データをAIアルゴリズムで解析し、車両交通量や歩行者通行量を高精度に計測できるプロダクトです。実証実験では人手による計測と比較して99.1%と高い精度を実現しています。

車両の種別や歩行者の属性なども推定可能なので、自治体の交通量調査のほか、ビジネス活用のニーズも高いですね。例えば、新規出店に向けた交通量調査や、イベントの来場者数カウントなどでお使いいただいています。

「SCORER Traffic Counter」は、Safieクラウド録画サービスとのAPI連携をスタートしました。連携のきっかけを教えてください。

きっかけは、国土交通省に向けた交通量調査です。これまで国土交通省の施策遂行に関わる交通量調査は、5年に1回のスパンで実施されてきました。しかし今後は原則として人手観測を廃止し、ICTを活用した常時観測(機械観測)を推進する方針となり、かねてからセーフィーのクラウド録画サービス(Safie)を利用されていたJICE(一般財団法人国土技術研究センター)様から紹介していただき、Safie APIを使って連携させることになったのです。

クラウド録画カメラ「Safie」で撮影した映像データをAPI連携で転送

連携後の「SCORER Traffic Counter」は、どのような仕組みになっているのでしょうか?

カメラからSafieのクラウドにアップロードされた映像データをAPI経由で「SCORER Cloud」に転送し解析・分析を行います。

この連携により、既に設置済みのセーフィーカメラでAIによる交通量調査が簡単に実施できるようになりました。また、新たにカメラを設置する際も設置から解析まで一気通貫で行えるので、機械観測による交通量調査のニーズの高まりに応えられると考えています。

SafieとのAPI連携はスムーズでしたか? また、実際の使い勝手はいかがでしょうか?

今回は弊社の既存プロダクトとの連携でしたが、APIの設定はとてもスムーズでした。

実際の使い勝手もいいですね。Safieだとエッジのカメラと同社のクラウドサービスをセットで手配することも可能ですから、クライアントにヒアリングを重ねてカメラを選ぶプロセスが不要になり、よりスピーディな対応が可能になります。

カメラの性能にも満足しています。画質は申し分ないですし、ブラウザ上からPTZ(パン・チルト・ズーム)の操作もできるので、現地に行かずとも遠隔から機械観測のための画角などの調整ができ、非常に助かっています。

いずれにせよ、Safieと連携する際はカメラの調達や設置の手間が省け、設置がスムーズなことは大きな魅力です。今後、カメラの調達はぜひセーフィーにお願いしたいと思っています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

Safieカメラは高性能で設置台数も抜きんでている上、API環境も整っていますから、「SCORER Traffic Counter」との連携を積極的に推進させていただきたいです。

ほかにも映像解析で付加価値を上げられる領域はまだまだあると思います。お互いの強みを活かし、今後もさまざまなシーンで協業できればと考えています。