Safei API活用事例

Safie カメラとのAPI連携で犯罪・事故をリアルタイムに通知
AIの眼で社会課題を解決する

株式会社VAAK様

株式会社VAAK様

執行役員COO

柴田裕輔 さん

執行役員CTO

久良木遼 さん

「人工知能の眼で社会課題を解決する」をミッションに掲げ、映像解析AIの領域で急成長を遂げている株式会社VAAK。2020年11月からはSafie APIを活用したセーフィーのクラウド録画サービスとの連携を開始。映像解析AIソリューションによる社会の変革に向け、さらなる一歩を踏み出しています。

株式会社VAAKの公式サイトはこちら
(取材2021年4月)

導入の詳細

導入目的

  • 映像解析AIプロダクト「VAAKEYE」が解析する映像の入手

導入した結果

  • 追加開発の要らないスムーズなAPI連携を実現
  • セーフィーカメラとのAPI連携により、異常行動をリアルタイム検知

利用しているAPI

ストリーミング

なぜセーフィーに
決めたか

  • API連携が可能
  • API連携がスムーズ
  • AIによる映像解析に十分な画質が担保されたカメラ性能

映像解析AIを駆使したプロダクトを開発・提供している株式会社VAAK。犯罪抑止や人員不足解消に貢献するAIサービスが大きな反響を呼んでいる、注目のスタートアップ企業です。

同社のサービスやSafie APIを使ったシステム連携について、執行役員COOの柴田裕輔さんと執行役員CTOの久良木遼さんにお話を伺いました。

類似行動も判別。高精度な映像解析アルゴリズムで特許を取得

まず、御社が提供しているサービスについて教えてください。

柴田さん:
株式会社VAAKは、AIによる映像解析を強みとする2017年設立のスタートアップ企業です。「人工知能の眼で社会課題を解決する」をミッションに掲げており、開発・ご提供しているプロダクトとしては、犯罪や事故などの防止に役立てられる「VAAKEYE」や、無人レジの「VAAKPAY」などがあります。

技術面では、2021年4月に行動推定アルゴリズムの特許を取得されたそうですね。

久良木さん:
はい。映像によるこれまでの行動推定アルゴリズムは、人の歩行や転倒といった基礎的な行動を捉えられても、類似行動の違いの判別は不可、あるいは著しく精度が低いことが課題でした。

例えば、コンビニの棚に陳列された商品を手に取った人がいたとき、それが従業員による商品陳列なのか、万引きなのかといったことまでは正確に判別できなかったのです。

今回、特許を取得した当社のアルゴリズムは、人体の特徴推定、人体・物体などの被写体および被写体間の相対関係を認識・計算し、それらを組み合わせて判別します。

人体が相対する人物やモノとの関係性も読み解く点が大きな特徴で、先述のような類似行動も見分けることができます。

セーフィーのクラウド録画サービスとAPIで連携している「VAAKEYE」は、その行動推定アルゴリズムを実装したプロダクトなのですね。

柴田さん:
はい。当社のメインプロダクトである「VAAKEYE」は、映像解析AIによって人物の行動や異常を検知し、スマホなどのデバイスに通知するソリューションです。

既設の防犯カメラを利用でき、カメラ1台からのスモールスタートも可能。100以上の検知項目による高精度な判別を行い、多様な環境に適応します。おかげさまで反響は大きく、小売店舗やビル・施設などを中心に50社以上のクライアントに導入いただいています。

Safie APIの活用で、映像解析AIによる社会課題の解決に拍車をかける

「VAAKEYE」はSafie APIを導入しセーフィーのクラウド録画サービスとのシステム連携がスタートしています。連携のきっかけを教えてください。

久良木さん:
セーフィーさんとは、当社が創業して間もないころからカメラをお借りして映像を解析するなどのお付き合いがありました。その頃のストレートな感想は、「セーフィーのクラウドカメラはすごくラク」です(笑)。

今はクライアントの既設カメラにつなぐ手法でやっていますが、実証実験していた頃は我々がカメラの選定や設置を行っており、かなりの工数負担になっていました。セーフィーさんにお願いすればその負担が全てなくなるので本当に助かりましたね。そのご縁もあって、今回の本格的なAPI連携に至っています。

現在、Safie APIのどのような機能をご活用いただいているのでしょうか?

久良木さん:
「VAAKEYE」は異常に即時対応するという、リアルタイム性を求めるクライアントに適したプロダクトです。実際、そういった用途で導入してくださっているクライアントが多いので、現在はリアルタイムのストリーミング映像を取得できる「ストリーミング」というAPIを利用させていただき常時解析をおこなっています。

導入のしやすさなどはいかがでしたか?

柴田さん:
Safie APIの場合はAPI連携の環境が整っていて容易に接続できました。追加開発も最小限だったため、とてもスムーズでしたね。

Safieカメラの画質・画角などの性能も、概ね当社の映像解析AIの要件を満たしており、運用面でも満足しています。

犯罪・事故の抑止から業務効率化までを支える「VAAKEYE」

デモ環境にてどのように検知されるか体験させていただきました

「VAAKEYE」は、どのような課題解消に役立てられているのでしょうか?

柴田さん:
コンビニなどの小売店だと、主に万引き防止に役立てていただいています。

「VAAKEYE」の映像解析AIは、従業員による商品陳列やお客様が商品を手に取って見るといった平常行動と、万引きなどの異常行動を高精度で判別します。そして、異常を検知するとあらかじめ設定したパソコンやスマホにリアルタイムで通知し、即時対応や再犯防止につなげます。実証実験では「VAAKEYE」の検知によって万引き犯の逮捕に至った事例もありました。

万引き防止のほか、SVの方が店舗の従業員の業務行動を解析したデータを使って課題発見・分析を行うなど、業務効率化にご利用いただいているクライアントも多いです。

同様にビル・施設でも、防犯や警備などの業務効率化にご利用いただいています。

「VAAKEYE」はカメラをチラチラ見るなどの不審行動や不自然な居座りのほか、刃物や鈍器などの凶器を検知&通知しますから、犯罪抑止につなげることが可能です。また、高層階で安全柵を乗り越えようとしている人や、車いすで長時間動けずにいる人なども検知しますので、事故を未然に防ぐといったことにも役立てられます。

導入しているクライアントは大規模な企業が多いのでしょうか?

久良木さん:
「VAAKEYE」は全国に店舗展開する小売業や大規模ビル・施設だけでなく、小規模の事業者さまにも導入いただいています。

アルゴリズムはものすごく複雑ですが、システム自体は「映像を解析して通知する」というシンプルなつくりです。また120以上の検知項目は膨大な映像データをAIに読み込ませてつくられた汎用性が高いものなので、幅広い業種・規模でご利用いただけます。

クライアントのニーズに合わせた開発を必要としない、完成されたプロダクトなのですね。導入もスムーズにできそうです。

柴田さん:
そうですね。案件ごとに「どういうAIにしようか…」といったことを考える必要がなくセーフィーカメラを含め、既設のカメラにすぐに接続できます。

スピード感でいうと、対象の環境の平常状態を映像解析AIが学習し、異常を検知するようになるまでの時間はカメラにつなげてから2日間。その間、人は何もせずに放置しておくだけで、例えば白い床なら白い状態を平常と認識し、コーヒーをこぼしたら「いつもと違う」と検知するようになります。

学習をわずか2日間で行う迅速性は従来の映像解析AIソリューションと大きく異なっており、導入がスムーズだと好評いただいています。

また、接続したカメラの向きが変わるなどカメラ自体の異常も検知し、その場合も映像解析AIが自動で再学習を行い、検知するように品質担保しています。不適切な状態でずっと放置されることはありませんので、その点もご安心いただけると思います。

Safie APIの活用の幅を広げ、より多くの社会課題の解決に貢献していきたい

最後に、今後の展望をお聞かせください。

柴田さん:
当社は「人工知能の眼で社会課題を解決する」というミッションを掲げていますが、それでいくと眼は多いほうがいいし、使いやすいほうがいい。セーフィーさんのクラウド録画サービスが今以上に拡大していっていただければ、当社の映像解析AIもより手軽で身近なソリューションになると思います。ともに手を携えて、幅広い社会課題の解決に貢献できたら嬉しいですね。